タイムリー。
2025年10月24日 金曜日
不動産屋の悪口ばかり書いていると、「お前ら司法書士だって問題あるだろ!」と言われそうなので、
今日はその"とんでも司法書士シリーズ"をお送りします。
まさにタイムリーな"おもしろ事件"が起きたところです。
司法書士といっても、男女でちょっと傾向が違う。
女性司法書士は、バカにされると「キャー!」ってなるタイプが多い。
以前、私が土地家屋調査士として仕事をしたとき、後から登場した女性司法書士がいて、
こちらはすでに作業が終わっているのに、ぐちゃぐちゃ文句を言ってくる。
思わず「お前、うるせーよ」と言ったら、
「キーッ!」と怒って、なんと調査士会にクレーム。
で、調査士会も年配司法書士に気を使って、
「一応、注意したことにしておきますね」と言ってきた。
いやいや、アホくさ、である。
一方で男性司法書士は別の意味でヤバい。
それが「仕事の放置」だ。
放置には大きく2つのパターンがある。
① 発達傾向があって段取りが壊滅的に下手なタイプ。
② お金がなくて、登録免許税など"使っちゃいけないお金"まで生活費に回すタイプ。
正直、私は両方のタイプを見てきた。
①の人は、普通なら一週間で終わる仕事に三か月もかかり、
あまりのひどさに弁護士と私とでボロカスに叱った。
その結果、最終的には事務所を閉じて、他所に雇われていった。
そして②の人――これが今日の主役である。
いまから8年ほど前、旭の法務局で、顔見知りの司法書士が言う。
「Kって司法書士、会費も払ってないし、事務所にもいないんだけど、知らない?」と。
そのKという司法書士、実は私の旧事務所で開業していた。
顔を合わせたこともなかったが、なんだか面白そうなので、
その物件を管理している不動産屋に話を聞きに行ってみた。
すると驚きの展開。
Kの事務所の客が不動産屋に来て、
「相続の書類とお金を渡したのに、連絡が取れない。お金はいらないから書類だけ返してほしい」と訴えたという。
立替金なんてたかが知れてるのに、相続で「先にお金ください」なんて、一度だって言ったことない。
そのK司法書士は、のちに東京会に移籍。
おそらく会費を払っての"逃亡"だろう。
そして今回、めでたく懲戒処分。
https://www.shiho-shoshi.or.jp/association/release/dis_list/20250715/
やっぱり、同じようにお金を受け取って仕事を放置していたようだ。
もはや病気かもしれない。
懲戒処分の内容を読むと、なんというか「貧乏くさい」。
ここまでいくとは思っていなかったんだろうな、と感じる。
不動産屋の世界では「千三つ(せんみつ)」という言葉がある。
千のうち本当のことは三つしかない、つまり"性悪説"の世界だ。
だが、弁護士や司法書士、税理士といった士業は"性善説"が前提。
だからこそ、裏切り行為のインパクトが大きい。
資格業というのは、信頼がすべて。
その看板を自ら燃やす人間がいるのだから、笑うしかない。
司法書士も人間である。
聖人君子なんていないし、変わり者や怠け者もいる。
ただ、性善説の上で成り立つ業界だからこそ、
一人の不正が目立ち、業界全体の信頼を揺るがすのだ。
ちなみに、うちの事務所での相談時は、私めちゃくちゃラフな格好してます。
その代わり、めちゃくちゃ楽しい話をしますよ!
たぶん・・・
今日はその"とんでも司法書士シリーズ"をお送りします。
まさにタイムリーな"おもしろ事件"が起きたところです。
司法書士といっても、男女でちょっと傾向が違う。
女性司法書士は、バカにされると「キャー!」ってなるタイプが多い。
以前、私が土地家屋調査士として仕事をしたとき、後から登場した女性司法書士がいて、
こちらはすでに作業が終わっているのに、ぐちゃぐちゃ文句を言ってくる。
思わず「お前、うるせーよ」と言ったら、
「キーッ!」と怒って、なんと調査士会にクレーム。
で、調査士会も年配司法書士に気を使って、
「一応、注意したことにしておきますね」と言ってきた。
いやいや、アホくさ、である。
一方で男性司法書士は別の意味でヤバい。
それが「仕事の放置」だ。
放置には大きく2つのパターンがある。
① 発達傾向があって段取りが壊滅的に下手なタイプ。
② お金がなくて、登録免許税など"使っちゃいけないお金"まで生活費に回すタイプ。
正直、私は両方のタイプを見てきた。
①の人は、普通なら一週間で終わる仕事に三か月もかかり、
あまりのひどさに弁護士と私とでボロカスに叱った。
その結果、最終的には事務所を閉じて、他所に雇われていった。
そして②の人――これが今日の主役である。
いまから8年ほど前、旭の法務局で、顔見知りの司法書士が言う。
「Kって司法書士、会費も払ってないし、事務所にもいないんだけど、知らない?」と。
そのKという司法書士、実は私の旧事務所で開業していた。
顔を合わせたこともなかったが、なんだか面白そうなので、
その物件を管理している不動産屋に話を聞きに行ってみた。
すると驚きの展開。
Kの事務所の客が不動産屋に来て、
「相続の書類とお金を渡したのに、連絡が取れない。お金はいらないから書類だけ返してほしい」と訴えたという。
立替金なんてたかが知れてるのに、相続で「先にお金ください」なんて、一度だって言ったことない。
そのK司法書士は、のちに東京会に移籍。
おそらく会費を払っての"逃亡"だろう。
そして今回、めでたく懲戒処分。
https://www.shiho-shoshi.or.jp/association/release/dis_list/20250715/
やっぱり、同じようにお金を受け取って仕事を放置していたようだ。
もはや病気かもしれない。
懲戒処分の内容を読むと、なんというか「貧乏くさい」。
ここまでいくとは思っていなかったんだろうな、と感じる。
不動産屋の世界では「千三つ(せんみつ)」という言葉がある。
千のうち本当のことは三つしかない、つまり"性悪説"の世界だ。
だが、弁護士や司法書士、税理士といった士業は"性善説"が前提。
だからこそ、裏切り行為のインパクトが大きい。
資格業というのは、信頼がすべて。
その看板を自ら燃やす人間がいるのだから、笑うしかない。
司法書士も人間である。
聖人君子なんていないし、変わり者や怠け者もいる。
ただ、性善説の上で成り立つ業界だからこそ、
一人の不正が目立ち、業界全体の信頼を揺るがすのだ。
ちなみに、うちの事務所での相談時は、私めちゃくちゃラフな格好してます。
その代わり、めちゃくちゃ楽しい話をしますよ!
たぶん・・・