貴田事務所 ブログ

2026年1月25日 日曜日

それだけの話である。

最近、ブログを見て相談してくる人が増えた。
ありがたい話ではあるが、
前回書いた内容について、少し補足しておきたい。

前回、相談が面倒みたいなことを書いた。
すると、たまに勘違いする人が出てくる。

「相談を軽く見ているのか」
「冷たい司法書士だ」

そういう反応だ。

違う。
相談を軽く見ているわけではない。
相談の現実を、そのまま見ているだけだ。

正直に言えば、普通の人の法律相談なんて、
だいたい二通りしかない。

一つは、1分で終わるもの。
もう一つは、そもそも解決しないもの。

無理やり三つ目を挙げるなら、金と時間をかければ、どうにかなるかもしれないもの。

そして現実はどうか。
ほとんどが、1分で終わる相談だ。

そのために、わざわざ予定を調整し、事務所まで来て、相談料を払って、面談する。
冷静に考えてみると、かなり非効率だと思う。

実際にやっていることは、
「それ、無理です」
「普通に税金かかります」
「やめた方がいいです」
このどれかで終わることが多い。

だったら、電話でスパッと終わらせた方が合理的だろう、という話だ。

人から、私は潔癖だと言われることがある。
たしかに、そうかもしれない。

相談者が帰ったあとの事務所は、椅子の位置が微妙にずれていたり、
机の上に謎の指紋が残っていたり、床に見覚えのないゴミが落ちていたりする。
正直に言えば、掃除の方が相談よりめんどくさい。

だから、電話やメール相談の方が、私には向いている。

面談だから良い答えが出る、
電話だから適当になる、
そんなことはない。
今日言うことも、
明日言うことも、
1年後に言うことも、
誰に対しても基本的には同じだ。

そもそも、相談者のことをそこまで覚えていない。
だから嘘もつかないし、話も変わらない。
人によって答えを変える方が、よほど面倒だ。

ちなみに、他の司法書士が私と同じかどうかは知らない。
興味もない。

司法書士同士で、「どんな相談が多いか」とか「どう対応しているか」とか、そんな話をすることはほとんどない。
私は、他人のやり方よりも、自分がめんどくさくないやり方の方が大事だ。

相談というのは、多くの場合、答えがすでに決まっている。
ただ、それを誰かに確認してほしいだけだ。

そして、その確認結果が自分の期待と違うと、「冷たい」「厳しい」「怖い」と言い出す。
だが、法律は優しくないし、現実も優しくない。

優しいのは、「大丈夫ですよ」と言ってくれる人だけだ。
ただし、そういう人は責任を取らない。

相談者の機嫌を取るために仕事をしているわけではない。
めんどくさいことを減らすために、合理的に仕事をしているだけだ。

電話で十分な相談は電話でいい。
1分で終わる相談に、1時間かける意味はない。
感情の処理は、私の仕事ではない。

勘違いしないでほしい。
私は相談を嫌っているわけではない。
無駄な相談の形式を嫌っているだけだ。

それだけの話である。

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投稿者 貴田和仁

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